都電荒川線のぶらり旅
先日漫画家友達のほしさん(星崎真紀さん)と、もんち(もんでんあきこさん)と雑談していて、「みんな忙しいから半日くらいでぶらり途中下車の旅したいよねえ」と誰かが言い出したら、「いいですね~やりたいねえ」と誰かが答え、「あー都電荒川線の早稲田あたりいいんだよね~」と誰かが教えてくれて、とたんに決まったぶらり旅。(最後は早稲田大学に通っていた星崎さんのセリフ)
そもそも私は都電荒川線というのに乗ったことがない。路面電車というのは大昔、横浜の神奈川区に走っていた路面電車でスケートリンクに行った…いや、函館の路面電車に乗った…いずれにしろ遠い遠い昔のことだ。
どういうことだ…もんちは北海道の人だし、ほしさんは千葉の人、私は横浜なのに、ササっと決まった素晴らしい半日旅行。いや、タイミングが合っただけですが、こういうノリのいい友達がいてくれるのは本当にありがたいものです。
都電荒川線というのは東京の荒川区南千住の三ノ輪から新宿区西早稲田の早稲田までを結ぶ路面電車(!!←ここポイント)で、現在は『さくらトラム』という名称らしい。いずれにしろ路面電車というのはテンション上がるわ~「じゃあ●日の朝10時に早稲田停留所に集合!」と3人で約束して当日を迎えたわけですが。
当日、早稲田への行き方をスマホで調べたら「副都心線雑司ヶ谷駅から都電荒川線の鬼子母神まで歩いて早稲田まで行く」としか出ず…。
せっかく生まれて初めて都電荒川線に乗るのに、待ち合わせ場所に行くのに乗ってしまうのかよ!(´;ω;`)とガッカリでした。3人でキャーキャー言いながら初乗りしたかった~と考えていた私もアホですが。
とりあえず雑司ヶ谷。副都心線にあるのは知っていましたが、名前がすごく風情があっていいわ~と思いつつ降りてみる。すると…
ピカピカの近代的駅で、ちょっと拍子抜け。「これじゃ横浜のみなとみらい線と変わらない。雑司ヶ谷って名前で情緒を期待してたのに~!」などと心で思いつつ(雑司ヶ谷の方すみません)都電荒川線方面へ。
おお!なんか地上に出たらそれっぽくなってきたぞ。それっぽくって何だ?おら、わくわくしてきたぞ。
もんちからLINEで「切符売り場はないですよ。運転手に一日乗車券くださいって言えばPASMOで買えますよ」との貴重な情報が!たった400円で一日何度でも乗り降りできるらしいです。もんち、ラジャ!
いやー乗ったらこりゃバスだわ。線路のついたバスだわ。信号で止まるし~路面電車いいわ~。と思っていたら早稲田について二人と合流。途中の動画もたくさん撮ったのに、ここにアップしようとすると「容量を超えています」と出てしまい、せっかくの情緒ある動画が全滅!残念…(´;ω;`)
そして三人はまず早稲田→鬼子母神へ(私はマヌケなことに今来た道を戻る形になる)
ああ…これだ…。この静かな下町情緒。アブラゼミに交じってヒグラシの鳴き声も聞こえる夏の終わり。木漏れ日の中で私たち三人は「来て良かったね」「これぞぶらり旅だね」などとうなづきながら散策したのでした。
キアズマ珈琲はまだ開店前だったので、先に鬼子母神へ行ってお参りしてきました。
近くの公園には野良猫が。東京都内で野良を見かけるとは思わなかった。けっこう猫との遭遇率高い。写真はあえて載せません。
その後さらに都電に乗り継ぎ、「あらかわ遊園前駅」にて下車。星崎さんはお子さんを連れてきたことがあるそうですが、残念ながら現在は改装中で遊園地には行けませんでした。観覧車に乗りたかったな。
「水上バスがあるみたいだから行こう!」という話になって川沿いをテクテク歩いて行くと、ものすごくショボ…いや、さりげない看板が!しかし行って見たら水上バスは月に一度くらいしか運航されないらしく、川には私たちアホ3人しかいませんでした。ヒュウウ…(風の音)
どこまで歩いたかよくわからなくなって、適当に喫茶店へ。今時このアイスコーヒーの銅のカップ、珍しいですよね。アメトークの「喫茶店大好き芸人」でロバート秋山が言っていた「キンキンに冷えてるカップ」ってやつですね。冷えまくってました。これ欲しいなあ(笑)
しかし何を話していたんだろう?楽しすぎてアッというまの時間でした。解散したのは午後3時過ぎ。実質5時間くらいの旅でしたが、二泊三日の旅行でもしていたみたいな充実感がありました。
次は合羽橋か、とげぬき地蔵か、横浜もまた来てね~と思いつつ二人に別れを告げたのでした。いいねぶらり旅~(*・ω・*)