2010年代~現在
2010年
姉系プチコミック創刊号(小学館)「プリンと水平線」掲載
姉系プチコミック2号(小学館)「コスモスの男」掲載
月刊コーラス8月号 (集英社)「病院ではお静かに」掲載
月刊コーラス10月号 (集英社) 「まんがの先生」掲載
2011年
月刊コーラス11.12月号合併号(集英社)「うてなの結婚番外編~私たちの歴史」 掲載
月刊姉系プチコミック3号(小学館)「あなたの中の私」掲載
東北地方太平洋沖地震緊急災害募金「がんばろう日本」
クリエイター達によるgoo募金出品
漫画家さんたちのコニーちゃんまつり(展覧会)
【会場】りんかい線 東京テレポート駅構内
【期間】 2011年8月13日(土)~8月28日(日)
【主催】東京臨海高速鉄道 / フジテレビKIDS
2012年
姉系プチコミック4号(小学館)「黄色い月」掲載
姉系プチコミック5号(小学館)「30」掲載
2013年
姉系プチコミック7号(小学館)「赤い電車に乗って」掲載
短編ではないマンガを描いたのはこれが最後かもしれません。京浜急行を舞台にした30代女子のラブストーリーです。こういうシチュエーションが私は好きなんだろうな…相手のことを知る寸前の、恋に落ちる瞬間を何度も何度も何度も描いてきた気がします。
海辺の店でプリンを食べながら水平線を眺める元恋人たちの物語。私にしては珍しくオチが決まっていて、そのラストに向けてどう描こうかと頭を抱えた覚えがあります。起承転結で言うところの結が決まってるのって、いいことだけどせちがらい…。なぜその二人がプリンを一緒に食べることになったのか、という部分をクリアしたときはホッとしました。想像だけでこういうマンガを描いてきたけど、女としての本音も出たかなと思っています。
2014年
世界の伝記NEXT(作画)(集英社)【エレノア・ルーズベルト】
アメリカ第32代大統領F・ルーズベルト夫人であり、世界人権宣言の起草者として歴史に名を残すファーストレディ、エレノアさんの伝記漫画。最初お話をいただいた時には「私のような世界観の狭い作家にそんな大それた方を描けるものだろうか」と不安でしたが、彼女の経歴などを読むうちにやってみよう!と勇気を出して取り組みました。普通のマンガとはネームの作り方から絵の描き方までまるっきり違うので、1から100まで戸惑いの連続でしたが、本当にやってよかった仕事です。カラーはすべてデジタルでしたので、情報などの直しが入っても対応できたのが有難かったです。
2015年
集英社 世界の伝記NEXT『アンネ・フランク』
前の仕事の流れで、再度チャレンジさせていただいた作品です。アンネフランク…膨大な日記を残した少女の短い人生を打ちのめされながら描きました。画像は隠れ家を発見されてとうとう収容所へ送られるアンネたち。ネームで胸が詰まり、絵を描いて胸が詰まり、仕上がった本を読んで涙が出ました。時間をかけて何度も何度も絵を直したのですが、まだまだ「こうじゃない」感が抜けなかった。私は彼女を「偉人」ではなく、「クラスに一人いるような普通の女の子」として描きたかったのかもしれません。しかしやっぱり偉大な少女だったのは間違いありません。何故あんな恐ろしいことが起きたのか、ということをリアルに感じた仕事でした。
モチと首輪とネコジャラシ① 月刊ねこだのみ№1 (小学館) 12月刊