1980年代
1979年
週刊マーガレット(集英社) 秋の増刊号「勝負あり!」
1980年
週刊マーガレット「ザ・スキャンダル」 連載
週刊マーガレット 夏の増刊号「ミス・テイ子」掲載
1981年
週刊マーガレット「ニの字とあたし」掲載
週刊マーガレット 26~44号「わかば白書」 連載
初めての週刊連載で7日ごとに締め切りが来るという地獄を見た作品です(´;ω;`)最初は10回予定だったのが19回まで延長になったので評判は悪くなかったのだと思いますが、とにかく絵が下手すぎて決め絵が決めってない!今見ても泣きたくなります。このグリーンの平面的な絵は紙に描かず、固いボードに油性絵具で描いたもの。まあ当時は何とかしてうまくなろうと本当に必死だったのですが…もともとが少年誌みたいな絵だったので、一度肉体を棒みたいにそぎ落としたところから始まったマンガだったと思います。
1982年
週刊マーガレット4.5合併号「僕たちのモーツァルト」掲載
学生オーケストラで弦楽四重奏団を組んでいた頃の経験をもとにした作品。バイオリンの女の子に惹かれて四重奏をやる羽目になったものの、モーツアルトの『不協和音』をやろうにも楽譜が読めないので、すぐに落ちてしまう男の子が主人公です。私も楽譜が読めなかったので、彼=私そのものでした。このころの作品は放っておくと男の子が主人公になってしまって、少女誌でそれはダメ!と言われていました。男の子目線で描いてはいけない、というのがどうしてもわからなくて混乱した時期です。男の子主人公の方が自分的には自然だったんですけど、「マンガって少女だの少年だので棲み分けしてるからめんどくさい!ミュージシャンになればよかった」と言っても仕方ないことをぶつぶつ文句言ってました。ちょうど大学の卒業論文の提出と締め切りが重なり、図書館で論文を書き、家に帰ればマンガを描き、という時期でした。
卒業させてくださった当時のゼミの先生、その節はボンクラ論文でご迷惑おかけしましたあ(´;ω;`)!
週刊マーガレット17~43号「愛さずにはいられない」連載
この連載の第一回目の締め切りと、大学の卒業式がモロにかぶりました(´;ω;`)しかも第一回目が4色カラー8枚、2色カラー16枚、他モノクロで計50ページもあって、(週刊連載なのに!)とりあえず数日寝ないで仕上げて、とにかく卒業式に行かねば…と、風呂にも入らず墨汁とホワイトで汚れた作業着で大学にたどり着いたら、すでに卒業式は終わった後でした(´;ω;`)仕方がないので事務局に卒業証書を受け取りに行ったら、事情を知った事務員さんたちが、事務室で授与式をしてくださいました。パチパチと拍手をしていただいて、本当にありがたかったです。睡眠不足がひどくて感謝の気持ちを表せたかどうか心配ですが、あの日の事務局の温かさは今も忘れません。ありがとうございました。マンガの内容と関係なくてスイマセン(´;ω;`)マンガ自体はノンキそのもので、後日えらい先生に「萌え系?」と言われたら腑に落ちました。ストーリーはないわこれ…。何となく可愛くて描いていただけでした。二色カラーは今ではほとんど見なくなりましたが、モノクロやフルカラーより描きやすくて(色合わせやトーン貼りなどがない)その上、少し原稿料もいいので私は大好きでした。ホルベインの赤インクがいくら買ってもすぐなくなった時代です。
週刊マーガレット 36号「泣きたいほどの空」掲載
1983年
週刊マーガレット18号「さみしい朝はキライなの」掲載
週刊マーガレット「春・る・る・る」掲載
週刊マーガレット「星のステーション」 掲載
週刊マーガレット 24~28号「潮風がいっぱい」連載
週刊マーガレット「BOOBOO」連載
マーガレットコミックス(集英社)【愛さずにはいられない1】
マーガレットコミックス(集英社)【愛さずにはいられない2】
マーガレットコミックス(集英社)【愛さずにはいられない3】
マーガレットコミックス(集英社)【春・る・る・る】
1984年
週刊マーガレット 1.2合併号「イーハトーブの温泉宿」掲載
週刊マーガレット 17.18合併号「嘘八百屋」掲載
予告を出した時に知り合いの編集さんに「うそやおやってどういう八百屋?」と聞かれました。うそはっぴゃくや。と読みます。嘘ばっかり売ってるガラクタ屋のお爺さんが出てくるのですが、このお爺さんは私にしては珍しいスターシステム(?)で、その後十数年経ってから「横浜迷宮」の中でも天使として出てきます。この作品は30ページちょっとの短編ですが、その後何度かコミックスや文庫本に再録していただき、フジテレビの「世にも奇妙な物語」でも実写化されました。丁寧に丁寧に、隅々まで絵本のように描いた覚えがあります。描き上げた時、「もう漫画家やめてもいいや」と思ったくらい自分的には全力を出し切った感がありました。こういう気持ちというのはマンガを描いてる人なら誰でもわかると思うのですが、お金の問題じゃないなと思います。いや、やっぱりお金の問題は大事なんですけど(笑) とにかく楽しかった一作。
マーガレットコミックス(集英社) 【潮風がいっぱい】
マーガレットコミックス(集英社)【BOO BOO1巻】
マーガレットコミックス(集英社)【BOO BOO2巻】
マーガレットコミックス(集英社)【BOO BOO3巻】
マーガレットコミックス(集英社)【BOO BOO4巻】
1985年
週刊マーガレット「星へ行く船」(原作/新井素子)連載
週刊マーガレット8~13号「朝まで待てない」連載
週刊マーガレット52号「さよならサンタクロース」掲載
マーガレットコミックス(集英社)【僕たちのモーツァルト】
マーガレットコミックス(集英社) 【朝まで待てない】
1986年
月刊YOUNG YOU NO.3(集英社)「サラダの時間vol.2」
週刊マーガレット 34~44号「ひつじたちの午後」連載
週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)「パンツが大好き」連載
マーガレットコミックス(集英社) 【さよならサンタクロース】
↓講談社の今はなきmimiにて、映画評(?)三連発やらせていただいたものです。時代を感じますが今でもどれも大好きな映画です。ゴールディホーンの「そよ風のいたずら」とか、マンガにしたいな~と思っていました。
1987年
月刊YOUNG YOU 3月号(集英社)「サラダの時間vol.3」掲載
月刊YOUNG YOU 6月号(集英社)「サラダの時間vol.4」掲載
月刊YOUNG YOU 11月号(集英社)「E-JAN」
ビッグスピリッツコミック(小学館)【パンツが大好き】
集英社コバルト文庫【地下世界のダンディ】 表紙、本文イラスト(図子慧著)
上下巻
ヤングユーコミックス(集英社)【サラダの時間】
1988年
月刊YOUNG YOU 4月号(集英社)「春来タリテ君ヲ待ッ」掲載
ジェッツコミックス(白泉社)【星へ行く船】(原作/新井素子)
1989年
集英社コバルト文庫【ダイヤモンドに虹のキス】表紙本文イラスト(山浦弘靖)
マーガレットコミックス(集英社) 【ひつじたちの午後】