教材置き場
2018/09/03
地平線ガールズ
マンガの学校で何教えてるの?とよく聞かれるので、一部公開!
問。このJK二人(背の高さが同じ)の後ろに地平線を描きましょう。
別にパースなんてできてもできなくてもマンガさえ面白ければいいんじゃ…とは 思いますが、まあ気は心で。山下達郎の「高気圧ガール」にちなんで 『地平線ガールズ』と自分で名付けたところに世代が出ておりますね(*・ω・*)
この教材を酒井孝彦先生に見せたらこんな風に遊ばれました。 疲れた時はみなさん赤絨毯をお歩きください。パースの勉強おつかれさまです。
マンガ学科あるある(?)
1みたいに「本編と扉絵は別物」と思ってる人が多い。確かに雑誌のカラーページは独立した1pが多いけど、 新人さんはやっぱり全部モノクロで出しますから基本は扉は総ページに含まれます。 2の人も本当に多いです。やはりデジタル全盛の時代なので「拡大縮小すれば済むことじゃ?」という 気持ちで自由な大きさにしてしまうんでしょうね。 しかし勝手に大きくしても縦横の比率が違うんですよ。縮小しても180×270にはならないんですよ。 拡大縮小してもダメだっつーのに!(´;ω;`) ノド側とか小口とか(雑誌の内側外側)という概念も薄れてきました。 雑誌よりもスマホなどの電子書籍に慣れている人は、見開きという概念がないんでしょうかね…。
オノマトペ講座!
近年、マンガの学校は東南アジアの方々の留学先として人気が高まっているようで、私が勤める大学でもたくさんの留学生がマンガを描こうと頑張っています。ところが「日常会話はできるものの、擬音や擬態語が穴だらけ」という人が多く、頭を抱えることが増えてきました。「何故ドアを閉めるとバタンなのか」「バコーンって何??」「ポトリ…って何故??」というように、日本人であるこちらも「意味なんかわかりません。そういう風に表記することが多いだけ」としか言いようがなくて情けなさMaxです。何故静かな時は「シーン…」なんでしょうか。「キーンコーンカーン」って何だ!(´;ω;`)そんなわけで一応数枚に渡ってオノマトペプリントを作ってみましたが、案の定できない人が多かった。ごく一部ですが公開します。監修者が欲しいなう(´;ω;`)